地域づくりは親孝行 

                            と き  平成16年11月25日0〜                                  ところ  象潟シーサイドホテル   
                            主 催  羽州会  

1 心廣體胖 (四書 五経) 象潟小学校体育館
(心は廣く身体は豊かに)
「四書」は、『大学』、『中庸』、『論語』、『孟子』。「五経」は、『易経』(『周易』)、『書経』(
『尚書』)、『詩経』、『礼』(『儀礼』、後に『礼記』)、『春秋』。併せて「四書五経」と言う。 これが儒学の根本教典。経とは縦糸。緯度・経度の経だ。中国の歴史の縦糸である。それの注が「伝」だ。『古事記伝』の「伝」もこの意味が込められているのだろう。

2 秋田流酒道
 ・お酌は相対する人にする。相手が右手で盃を持ったらお酌は右手、左手で持った   ら左手で注  ぐ。
 ・クロスさせること。要するに「しぐさ」の美しさ。
 ・ビール瓶は、音がよくないのでコップにつけて注いではいけない。日本酒は、お猪   口に軽く 徳利をつけて注いでよろしいとのことであった。

 ▲酒譜』ー酒憲法ー
   1 一緒に飲酒して悪き人。守銭奴、気取りや、権勢家、自慢人、悪疾の人、 梯子酒の人、   単に酔いを求める人、威張る人、美服を喜ぶ人、無趣味の人、鯨飲する人、長座の人、 沈黙の人、半可通の人、酔わぬ人、酒量自慢の人、快諾する人、過去を誇る人、札ビ ラをきる人、他人を罵倒する人等々。
   2 飲酒を共にすべき人
議論に失せず雅趣のある人、酒味酒器酒肴を解する人、大言壮語せざる人、
他を議せざる人、自然を愛する人、自己を誇らぬ人、芸術を理解する人。

  ▲愛飲五則   「日本酒道会」
   (一) 酒は楽しく飲むべし
       酒は酒量にあらず 酒品なり
      (二) 酒に飲まるるなかれ
       酒席にてまわりの人を不快にするは外道なり
       ユーモアを肴に心得よ
   (三) ただ酒は遠慮すべし
       自分の酒代は自分で支払う気概を持つべし
       ただ酒は汚職収賄の温床なり
   (四) 酒を飲むときはおおいに食すべし
       食せずして酒をのむことを誇るはけっして健康な酒飲みとはいえず
   (五) 適度な酒は百薬の長のみか家庭円満・事業繁栄・長寿至福に通ず
       自信を持って酒道に精励せよ

3 いい人間へ
人生の目的は人間形成にある(大隈重信)
人間の存在を決定するものは 人間そのものではなく 人間関係である  
                               (尾崎士郎)

4 秋田の地域おこし
 @戊辰の役戦没佐賀藩士慰霊秋田委員会
 A露国遭難漁民慰霊秋田委員会

5 夢共創 (秋田ふるさとづくり研究所)
  4っつの軸
   @人・歴史のポテンシャリイA自然 B産業 C文化
     この中で何が優れているか、何が欠けているか。優れているものを伸ばし欠      けているものを補っていく。企業も 団体も 地域も同じ。
     夢 目標を持って、共に汗をながすことが夢おこしにつながる

6 人生は出会い 柳生家の家訓  

  小才は縁に出会って縁にきずかず
  中才は縁に出会って縁を生かせず
  大才は袖すりあう縁をも生かす
 

「何事かを成し遂げるのは、その人の才能ではなく性格である」司馬遼太郎
 「事をなすのは、その人間の弁舌や才知ではない。人間の魅力なのだ」司馬遼太郎